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私の研究はこんな感じです
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機器分析評価センター(センター)は物質系を対象とした分析機器を維持管理し、学内外へ公開することを基本ミッションとしています。また機器の公開にあたっては、未経験者等には機器取り扱い講習会を実施し、安心・安全に利用して頂くこともサポートしています。大学組織という立場上、センターは本学での教育研究をサポートする立場にありますが、分析器だけではなく培ってきた様々な知見や技術も学外へ公開しており、近年では他大学との共同研究や地域企業への支援を積極的に行っています。
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こんなコラボできたら嬉しい
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機器利用のお手伝いを淡々と行うだけでは、センターとしても欲求不満が溜まります。センターが有する知見を学内外で広く活用して頂くことは、所属する技術職員の願いでもあります。機器共用という言葉が飛び交う昨今ですが、実践的な形式は明確ではありません。その中でセンターでは「分析によって得られる情報の共有」は広い意味でも機器共用と捉えています。センターの機器に加えて技術や知見を利用して皆様が抱える課題を解決できるならば、これが実践的な機器共有の形ではありませんか?
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私、こんなことができます
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物質が要求機能を発揮するためにはいくつかのフェーズがあります。例えば組成、原子配列(結晶構造)、組織形成といった物質自体の問題から、物質の組み合わせ方や生産加工方法、さらには品質管理方法や市場の利用方法も問題まで幅広いのです。その中で生じる不具合問題や技術開発の相談から品質保証手法の開発などの各種問題解決が可能です(また、その経験豊富なシニアスタッフもいます)。
各種の問題を解決するためには、その状況を把握することが重要です。この観点から、センターは最初に解析対象物を「診る」ことからスタートします。写真はPOM樹脂の観察例ですが、このように診る手法を大切することは問題解決の本質でもあります。